美容師はどんな道具を使っている?種類や用途を解説!
ハサミやカッターなどのカット道具や、ドライヤーやアイロンなどのスタイリング道具、そして、シャンプーやトリートメント剤などのケア道具など、さまざまな種類の美容師が日々使用する主な道具の種類や用途について解説していきます。
美容師の方や、美容に興味のある方はもちろん、自分でヘアケアをする方にも役立つ情報が満載です。
美容師の必須ツール
美容師にとって必要不可欠な道具には、シザー、カットクロス、ブラシ、コームなどがあります。シザーは髪のカットに、カットクロスはカット時の髪の飛散を防ぐために使用され、ブラシやコームはスタイリングやケアに欠かせません。美容師はこれらの道具を駆使して、お客様に最高のヘアスタイルを提供しています。自分でヘアケアをする方も、本記事を参考にして、適切な道具や方法を選び、美しい髪を手に入れましょう。
シザー
「シザー」は美容師が最も重要視する道具の一つであり、ヘアカットの際に欠かせないものです。一般的に、シザーは鋏(はさみ)とも呼ばれ、2枚の刃を持ち、それぞれの刃を開閉させることで髪の毛を切ることができます。シザーは、以下のような特徴を持っています。
- ・刃の形状
一般的に、シザーには2つの刃があり、一方の刃には鋭い刃先があり、もう一方の刃には刃先が丸くなっている部分があります。この形状により、髪の毛を正確にカットすることができます。 - ・材質
シザーには、ステンレスやチタンなどの材質が使われます。材質によって、シザーの軽さや耐久性が異なります。 - ・サイズ
シザーには、一般的なサイズのものから、小さめのものや大きめのもの、左右に使い分けるものなどがあります。
美容師にとってシザーは、技術力の向上に欠かせない道具であり、毎日の使用に耐えうる高品質なものを選ぶことが大切です。また、シザーの手入れも重要であり、適切なメンテナンスを行うことで、長く使い続けることができます。
ブラシ
ブラシには、以下のような種類があり、それぞれ異なる用途に向けて使い分けられます。
- ・パドルブラシ
ブラシ部分のサイズが大きく、空気穴のあるヘアブラシです。絡まった髪をとかすのに向いているほか、ブラシの根元がクッション素材になっていることから頭皮のマッサージ用としても使うことができます。 - ・クッションブラシ
ブラシの毛が付いている台の部分がクッションのように柔らかい素材になっているブラシのことです。クッション性が高いことから、頭皮を傷つけることがなく、マッサージすることができます。地肌の血行を良くする、ツヤのある髪を育てるなどの、お手入れ用のブラシです。 - ・ロールブラシ
ロールブラシは360度毛がついたヘアブラシで、丸型のブラシのことです。丸くロール状(360度)に毛が植えていることで、髪の毛を巻きやすいのが特徴です。 - ・デンマンブラシ
イギリス『デンマン社』の半円の形になっているブラシのことです。髪をストレートにブローする時、ボリュームアップさせる時に最適なブローブラシとして多くの美容師や、一般の方に愛用されています。
コーム
コームには、以下のような種類があります。
- ・テーツコーム
「カットコーム」の正式名称になります。
カットコームは、美容師をする上で一番使うコームになるので選び方が大事です。スタイリストであれば、いろんな髪型のシチュエーションに備えて2~3種類のカットコームを持っておいたほうがいいでしょう。 - ・リングコーム
サロンワークでパーマを巻く際に使ったり結婚式などのヘアセットで使ったりします。そ
んなリングコームを選ぶ上で大事になってくるのが、刃の密度とテールの部分の素材です。
美容師が使う美容家電
美容師が美容室で使用する様々な家電製品について解説します。美容家電には、ドライヤーやアイロンなど、スタイリングやケアに欠かせないアイテムがあります。
ドライヤーは髪の乾かしやスタイリングに使用され、アイロンは髪をストレートにするために使用されます。美容家電は、美容師にとって重要な役割を担う道具であり、美容室のサービス向上に欠かせない存在です。
ドライヤー
ドライヤーは、髪を乾かすだけでなく、スタイリング時にも欠かせないアイテムです。
美容師は、ドライヤーの使い方によって、髪をキレイに仕上げることができます。
また、ドライヤーには、温風と冷風の切り替えができるものがあり、温風は髪を乾かしやすく、冷風はセットした髪型をキープすることができます。
ドライヤーの選び方には、風量や風温、イオン機能などがあります。自分自身でも、適切なドライヤーを使って髪を乾かすことができるため、適切なドライヤーの選び方や使い方を学ぶことは、美しい髪を手に入れるために役立つ情報となります。
アイロン
「アイロン」は、美容師が美容室で使用するスタイリングツールの一つで、髪をストレートにするために使用されます。一般的に、アイロンには、以下のような種類があります。
- ・ストレートアイロン
髪をストレートにするために使用され、プレートの温度や幅によって、仕上がり方が異なります。 - ・カールアイロン
髪にカールをつけるために使用され、プレートの形状や幅によって、カールの仕上がり方が異なります。 - ・マルチアイロン
ストレートとカールの両方ができるアイロンで、プレートの形状や幅を変えることで、スタイリングの幅が広がります。
アイロンの使い方によって、髪を傷つけることがあるため、正しい使い方をすることが重要です。アイロンの選び方には、プレートの幅や素材、温度調節機能などがあります。
自分の髪の質やスタイリングしたい髪型に合わせて、適切なアイロンを選ぶことが大切です。また、アイロンを使ったスタイリングには、保護剤を使用することが重要です。保護剤を使うことで、髪を傷つけずに、美しいスタイリングを楽しむことができます。
美容師が使う薬剤
美容師が使用する薬剤には、カラー剤、パーマ液などがあります。これらの薬剤は、美容師が髪の毛をカラーリングやパーマをかけたり、ケアするために使用されます。薬剤は、正しい使い方によって、髪を健やかに保ちながら、美しいスタイリングを実現することができます。
この章では、美容師が使用する薬剤について、カラー剤、パーマ液に焦点をあて、それぞれの効果や使い方について解説します。
カラー剤
「カラー剤」は、美容師が美容室で使用する薬剤の一つで、髪の毛を染めるために使用されます。
美容師にとって、カラー剤はスタイリングの一部であり、自分自身でも、適切なカラー剤を選んで髪の毛を染めることができます。
また、カラー剤を使う際には、髪の毛の状態や希望するカラーの明るさによって、使用するカラー剤や酸化剤の種類を変える必要があります。
カラー剤を使うことで、自分自身の髪型をアレンジすることができ、印象を変えたいときなどにも活用することができます。
ただし、カラー剤を使う際には、ダメージを受ける可能性があるため、正しい使い方をすることが重要です。美容師に相談することで、自分に合ったカラー剤や使用方法を学ぶことができます。
パーマ液
「パーマ液」は、美容師が美容室で使用する薬剤の一つで、髪をパーマやウェーブにするために使用されます。
もともとパーマには大きく分けて2種類ありそれを使い分けます。
1剤で髪の毛にあるシスチン結合を切断し、2剤を使って形を整えるというのがパーマの基本です。
パーマの1剤は、シスチン結合を切断する役割があり、次の2種類の薬剤が主流です。
- ・チオグリコール酸:しっかりパーマがかかる
- ・システイン:自然に仕上がる
1剤の後に使うのが、パーマ液の2剤です。1剤で切断したシスチン結合を再び結合する役割があり、主成分に関しても酸化物が使われており、以下2種類が2剤の主成分となります。
- ・臭素酸ナトリウム:ハリがある質感になる
- ・過酸化水素水:柔らかい質感になる
パーマ液を使う際には、ダメージを受ける可能性があるため、正しい使い方をすることが重要です。
美容師が選ぶ化粧品
美容師がおすすめする化粧品には、シャンプーやコンディショナー、スタイリング剤、美容液やオイルなどがあります。これらの化粧品は、髪の毛を美しく保ち、スタイリングの一部として活用されます。この記事では、美容師がおすすめする化粧品の中から、シャンプーやコンディショナー、スタイリング剤、美容液やオイルについて解説します。それぞれの化粧品の効果や使い方について理解することで、自分自身の髪型をアレンジする際に、より美しく健やかな髪を保つことができます。
シャンプーやコンディショナー
シャンプーやコンディショナーは、美容師がおすすめする化粧品の一つで、髪の毛を洗浄し、保湿するために使用されます。これらの製品は、髪の毛の汚れを取り除き、髪の毛を清潔な状態に保つことができます。以下は、シャンプーやコンディショナーについての詳細です。
- ・シャンプー
髪の毛の汚れを取り除くために使用されます。髪の毛の種類によって、さまざまな種類のシャンプーがあります。例えば、乾燥した髪には、保湿成分の多いシャンプーがおすすめです。 - ・コンディショナー
髪の毛を保湿し、滑らかな髪を作るために使用されます。シャンプーの後に使用することで、髪の毛を柔らかくし、扱いやすくすることができます。
美容師がおすすめするシャンプーやコンディショナーを使用することで、自分自身の髪型をアレンジする際に、より美しく健やかな髪を保つことができます。髪の毛の状態や個人の好みに合わせて、適切なシャンプーやコンディショナーを選ぶことが大切です。
スタイリング剤
スタイリング剤は、美容師がおすすめする化粧品の一つで、髪の毛をスタイリングする際に使用されます。これらの製品には、以下のような種類があります。
- ・ワックス
髪の毛を束ねる効果があり、細かいスタイリングに適しています。また、髪の毛にツヤを与える効果もあります。 - ・ジェル
髪の毛を固める効果があり、長時間スタイリングを維持することができます。また、髪の毛にツヤを与える効果もあります。 - ・スプレー
髪の毛を固定する効果があり、長時間スタイリングを維持することができます。また、髪の毛にボリュームを与える効果もあります。 - ・ヘアオイル
髪の毛に栄養を与え、しっとりとした髪に仕上げる効果があります。また、髪の毛にツヤを与える効果もあります。
美容師がおすすめするスタイリング剤を使用することで、自分自身の髪型をアレンジする際に、より美しく魅力的なスタイルを実現することができます。髪の毛の種類や希望するスタイルによって、適切なスタイリング剤を選ぶことが重要です。
美容師と道具の関係
美容師は、美容師が使用する道具にこだわりを持っています。それは、道具が仕事のクオリティを左右するからです。この記事では、美容師が道具選びに重視する点や、道具のメンテナンスの方法について解説します。これらの知識を理解することで、美容師の仕事の質を向上させることができます。
道具選びの重要性
美容師が道具選びに重視する点は、次の通りです。
- ・道具の品質
道具の品質が高いほど、仕事のクオリティを高めることができます。また、道具の使い心地が良いと、作業効率も向上するため、美容師は品質の高い道具を選ぶように心がけています。 - ・道具の種類
美容師が使用する道具は多種多様です。例えば、シザーやカットクロス、ブラシ、コームなどがあります。美容師は、髪の毛の種類やスタイルに合わせて、最適な道具を選ぶことが大切です。 - ・ブランドイメージ
美容師は、自分の仕事に誇りを持っています。そのため、使用する道具にもこだわりを持ち、高級感のあるブランドの道具を使用することが多いです。
美容師が道具選びにこだわるのは、仕事のクオリティや効率を高めるためです。髪の毛の種類やスタイルに合わせて適切な道具を選ぶことで、より美しく魅力的な髪型を実現することができます。また、ブランドの高級感を意識することで、お客様にも好印象を与えることができます。
ツールのメンテナンス
美容師が道具を長持ちさせるためには、適切なメンテナンスが必要です。ツールのメンテナンスには、次のようなポイントがあります。
- ・掃除
道具を使用した後は、必ず掃除を行いましょう。髪の毛や皮脂などが道具に付着すると、錆や汚れの原因となります。掃除は、道具の長持ちにつながる重要な作業です。 - ・乾燥
道具を洗った後は、しっかりと乾燥させましょう。湿気の多い場所で保管すると、錆やカビの原因となります。 - ・研ぎ直し
シザーは、使用頻度が高いため、定期的に研ぎ直しを行う必要があります。研ぎ直しは、美容師にとって必要なスキルですが、道具を傷つけないように、慎重に行いましょう。 - ・保管
道具を保管する際には、専用のケースに入れて、風通しの良い場所で保管することが大切です。また、他の道具と重ならないように、十分なスペースを確保しましょう。
美容師が道具のメンテナンスに力を入れることで、道具の寿命を延ばすことができます。定期的な掃除や乾燥、研ぎ直しを行い、保管にも十分な注意を払うことで、美容師が使用する道具を長く使うことができます。
まとめ
美容師は、美容やヘアスタイルに欠かせない道具を多数使用しています。カット用具やスタイリング用具、ケア用具など、様々な種類があります。本記事では、美容師が日々使用する主な道具の種類や用途について解説しています。美容師の方や、美容に興味のある方はもちろん、自分でヘアケアをする方にも役立つ情報が満載です。
カット用具には、メインとなるハサミだけでなく、その他の小道具も使われます。スタイリング用具には、ドライヤーやアイロン、コテなどがあり、使用する場面や髪質によって使い分けられます。また、ケア用具には、シャンプーやトリートメント剤、ブラシやコームなどがあり、髪質や頭皮の状態に合わせて選ばれます。
美容師は、これらの道具を駆使して、お客様の要望に応えるとともに、髪や頭皮の健康にも配慮しています。自分でヘアケアをする方も、この記事を参考にして、適切な道具や方法を選び、美しい髪を手に入れましょう。